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【Oracle Cloud】簡単なPing監視と通知についてまとめてみた

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Oracle Cloud
2021.12.21

こちらの記事は、Oracle Cloud Infrastructure Advent Calendar 2021 の Day 21 として書いています。

  

 当記事をご覧になってくださった皆さん、初めまして。m.uriuと申します。

 今回は、タイトルにある通り特定インスタンスのPing監視と通知機能について書いていこうと思います。
 筆者はOCI経験5か月目です。OCI初心者でも、簡単に監視や通知を組めるんだ!と思えるような記事を今回書いていこうと思います。



そもそもPing監視とは

 Ping(ピン)とは、ネットワークの疎通を確認するためのコマンドです。
指定した相手に対してPingを実行すると、その相手に文字列を送ります。その後送られた文字列は自分のもとに返されます。文字列が自分のもとに帰ってくれば、自分と相手との間に通信が繋がっている、という確認が取れるわけです。
 このPingが対象にちゃんと疎通しているか、を監視するのがPing監視(死活監視)となります。



本記事の検証で使用するもの

・監視対象のインスタンス(パブリックサブネットに配置され、パブリックIPを持つもの)
 インスタンス名:Ping_Test_VM パブリックIP:158.101.147.194
・Pingを許可したセキュリティリストorネットワークセキュリティグループ
・通知先のE-mailアドレス





ヘルスチェックの設定

 モニタリングのヘルスチェック機能から、監視対象と監視の種類をしていきます。
 OCIコンソールで「監視及び管理」>「モニタリング」>「ヘルスチェック」を開き、「ヘルスチェックの作成」から設定を組んでいきます。

 ヘルスチェックの名前はPing_Test、ターゲットに先述のインスタンスを指定、バンテージポイントはAWS Asia Pacific 1、リクエストタイプはPing、監視間隔は15分に設定しました。
 ここまで記入したら、ヘルスチェックを作成を押して設定を終了します。




通知先の設定

 監視結果の通知を受け取る先を設定します。
 OCIコンソールで「開発者サービス」>「アプリケーション統合」>「通知」を開き、「トピックの作成」から通知の設定を行っていきます。

 トピックを作成したら、そのトピックを開き、サブスクリプションの作成を押します。
監視結果を受信する電子メールアドレスを入力して作成を押したら、設定したメールアドレス宛に、確認メールが送られてきます。

 リンクをクリックしたら、メールアドレス登録完了です。



アラーム設定

 モニタリング機能から、Pingが届かなかったときに通知を送るよう設定します。
OCIコンソールで「監視及び管理」>「モニタリング」>「アラーム定義」から「アラームの作成」を押します。

 

 大事な項目は「メトリックの説明」で参照するメトリックを選択することと、「トリガールール」の演算子と値です。図のように記入したら設定完了です。



通知設定の確認テスト

 通知機能が正しく設定されていることを確認するため、Ping_Test_VMインスタンスを停止してPingが届かないようにし、しばらく待ってみます。

  はい、statusで無事炎上中(FIRING)と通知されてますね。

 念のためインスタンスを起動させた後の通知メールです。
Pingは疎通し、statusはOKになっていますね。



終わりに

 簡単な内容でしたが、以上がPing監視と通知の設定方法になります。
 応用としては、監視するメトリックをCPUやメモリなどに変更して通知の条件を変えてみたり、WEBページ用のインスタンスを監視してちゃんとページが動き続けているかを監視する、なんてこともできるみたいです。
 最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


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