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【2019/09/10 Update】Oracle Cloud Infrastructureの複雑なIDとそのほか設定値を確認する方法【決定版を目指す】

Oracle Cloud
2019.09.10

皆さんこんにちは。最近夢の中でもSR対応しているid:k-furusawa--gです。

今回は少し毛色を変えてOCIでAPIを扱う際に何かと必要になるID類を確認する方法をご紹介したいと思います。なぜに急にこんなことを記事にしようと思ったかといえば、チーム内からも「ドキュメントに〇〇IDってあるんだけどこのIDなに?」という質問があり、答えるのが面倒くさくなってきたからです!(正直)

あと自分用のメモにもなるからです(忘れっぽい)。

【2019/09/10 Update】

2019/09/09にOCIとOCI Classicの画面がリニューアルされました! それに伴い画面が一部変更になったため、記事も一部分書き換えました。

本記事の目次

OCI

まずOCIの各IDからです。ドキュメントではOCIDと書かれているやつですね。これは比較的簡単ですので、さらっと書かせていただきます。

TenancyOCID

テナントのOCIDです。

OCIの管理からテナント詳細を選びます。

f:id:k-furusawa--g:20190910092200j:plain
TenancyOCID1

テナント画面が開いたらOCIDがあります。

f:id:k-furusawa--g:20190910092415j:plain
TenancyOCID2

UserOCID

ユーザ個別のOCIDです。フェデレーションをしているしていない関係なく、OCI上にユーザーを作成すると割り振られます。

OCIのアイデンティティからユーザーを選びます。

f:id:k-furusawa--g:20190523094011j:plain
UserOCID1

ユーザー一覧にOCIDがあります。

f:id:k-furusawa--g:20190523094214j:plain
UserOCID2

Fingerprint

IDとは違いますがAPIを扱う際に使うAPIKeyのFingerprintです。APIKeyを設定したことがあれば分かりますね。

UserOCIDと同じユーザー一覧を開いたら、該当するユーザーを選択し詳細を開きます。開いた詳細画面の下にAPIキーの表示があります。

f:id:k-furusawa--g:20190523094429j:plain
Fingerprint

HomeRegion

求められることは少ないですが、リージョンのサブスクライブ済みかどうかに関係なく選択可能なリージョンが欲しい場合、ホームリージョンを知っておくとよいでしょう。

サブスクライブ済みではないリージョンを使ってAPIなどをリクエストしてしまうと404エラーなどに遭遇するので、知っておくとAPIやCLIを利用する際に役立つと思います。

2019/09/09に行われたリニューアルで、ホームリージョンはリージョンプルダウンからすぐに確認できるようになりました。

f:id:k-furusawa--g:20190910093034j:plain
HomeRegion_プルダウンから確認

今まで通り、管理画面から確認することもできます。

画面上部のリージョンをクリックします。サブスクライブ済みリージョンの一覧が表示されるので、その一番下のリージョンの管理を選択します。

f:id:k-furusawa--g:20190910093223j:plain
HomeRegion1

リージョン一覧が表示されます。ホームリージョンと書かれたものがありますね。この画面でサブスクライブ設定することもできます。

f:id:k-furusawa--g:20190910093358j:plain
HomeRegion2

OCI MyService

OCIにはMyServiceダッシュボードというもう一つの画面が存在し、OCI-Classicのサービスなどにもアクセスできます。このOCI-ClassicサービスのAPIを扱う際に必要になるID類が非常に分かりにくく、ここで躓く人も多いと思います。

ただ分かりにくいだけならまだいいのですが、ドキュメントによって名称が変わっていたりして、余計に煩雑さに拍車をかけています。

MyServiceコンソールへ移動する

まずはMyServiceコンソールへ移動しましょう。MyServiceコンソールへの入り口はOCIのGUIが更新されるたびに場所が変わるのですが、2019/09/09の更新では以下の方法で移動できます。

  1. OCIの上部にあるユーザーアイコンをクリックしてプルダウンメニューを出す。

  2. プルダウンメニュー内の サービス・ユーザー・コンソール をクリック

f:id:k-furusawa--g:20190910113033j:plain
MyServiceコンソールへ移動

AccountId

まず簡単なやつから。OCIを契約したアカウントに割り振られるIDです。cacct-XXXXという表記のやつです。

OCIコンソールから確認できてもよさそうですが、MyServiceコンソールからしか確認できません。なぜでしょうね。

一番手っ取り早い確認方法はURLです。MyServiceダッシュボードのURLのホストの一部分が実はAccountIdです。

f:id:k-furusawa--g:20190910113426j:plain
AccountId1

もう一つの方法としては、サービス画面から確認するやり方です。

MyServiceのダッシュボード画面にタイルで並んでいるのがサービスです。

f:id:k-furusawa--g:20190910113902j:plain
AccountId2

タイルがない場合はまだサービスを利用していない状態です。そういう場合は、画面上部にある歯車アイコンをクリックしてサービスをShowしましょう。

たくさんサービスが出てくると思いますが、おすすめはComputeです。

f:id:k-furusawa--g:20190910114153j:plain
Customize Dashbord

サービス画面を開くとOrverview InfomationCloud Account Idがあります。これがAccountIdです。

f:id:k-furusawa--g:20190910114354j:plain
AccountId3

Identity Service Id

次に名称が安定しないIdentity Service Idです。idcs-XXXXという表記のやつです。

ドキュメントによってIdentityDomain IdentityId myDomainといった具合にはっきりしないのですが、オラクルサポートで問い合わせたところ、本名はIdentity Service Idだそうです。ここでもそう呼ぶことにしました。Domainっていうからドメイン名かと勘違いした人も多いのではないでしょうか? 私がそうです!

ちなみにidcsとは「Identity Cloud Service」の略だそうです。

AccountIdで開いたサービス画面のAdditional Infomationにさりげなく記載されています。ただし、サービスによっては表示されないのでご注意ください。Computeサービスなら確実に表示されます。

f:id:k-furusawa--g:20190910114538j:plain
IdentityCloudServiceId1

もう一つ確認方法があります。Identity Cloud Serviceの画面へ行くことです。正直、遠回りでしかないのでおすすめしないのですが一応書こうと思います。

道は複数ありますが、手っ取り早いのはUsersを選択する道です。

f:id:k-furusawa--g:20190910115251j:plain
IdentityCloudServiceId2

上部にIdentity Consoleというボタンがあるので、これを押します。

f:id:k-furusawa--g:20190910115457j:plain
IdentityCloudServiceId3
f:id:k-furusawa--g:20190523110149j:plain
IDCS-Id4

Identity Cloud Serviceという画面に飛ぶので、ここのURLを確認します。ホスト部分がIdentity Service Idになっていますね!

おしまいに

いかがだったでしょうか? 数は多くないのにやたらと手順を踏まなくてはいけないので複雑に見えますね。特にAccountIdIdentity Service Idは確認用の画面というものが用意されていないのでよほど触っていないと気づけないのではないでしょうか?

これだけ分かればとりあえずAPIを打つに支障はないと思います。ほかにも「こんなIDあるんだけどどこ?」などの意見があれば書き足していきたいと思います。


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