id:s-yokoyamaです。
9/13(金)に第3回『コンピュータシステムの理論と実装』の勉強会を開催しました。
ここでは、勉強会で学習した内容と次回予告を書いていきます。
また、勉強会の様子や進め方は 第1回「コンピュータシステムの理論と実装」の勉強会 に記載していますので、よかったらご覧ください。
本記事の目次
第3回勉強会の内容
第3回勉強会の学習内容を簡単に書いていきます。
より詳しく知りたい場合は、次の資料を参考にしてください。 ※著O'Reillyの「コンピュータシステムの理論と実装」が必要です。
コンピュータで使用される回路には、1、2章で作成してきた組み合わせ処理回路と順序回路の2種類あります。
今回は、順序回路を1から作成しました。
組み合わせ回路
入力値のみで時間に関係なく出力値が直ちに決まる回路
例:OrやAndなど
特徴:単純な処理のため、たくさん処理が出来る
欠点:状態(値)を保てない。※例:呼ぶ度に加算される回路など
順序回路
ひとつ以上のDFF(D型フリップフロップ)回路が直接または間接的に組み込まれ、
出力値は、現在のクロック周期から次のクロック周期に移行した、タイミングで変化する回路
※つまり、状態の保持が可能な回路
クロック
継続的に行き来する信号を全ての順序回路に送信する信号
フリップフロップ
順序回路では、最も基本(下位レベル)となる回路であり、
次のクロック周期に入力した値を取得できる回路
レジスタ
データの取得と記憶ができる回路
メモリ(RAM)
任意のレジスタに直接アクセス可能な回路
カウンタ
時間が進むたびに値が加算される回路
勉強会の作業内容
前回,前々回と同じくHDLを使い順序回路の作成
↓
シミュレータで動作確認
次回予告
勉強会は毎週金曜日の19時頃から開催しております (主催者の都合上開催されない週もございます)。詳しくは下のリンクをご覧ください。
第4回では、機械語を扱っていくようです。
リンクから