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インスタンス・シェイプをリビルド無しで変更が可能に!

Oracle Cloud
2020.01.15

あけましておめでとうございます。気持ちはまだ2019年仕様のk.otsukaです。
みなさま、本年も宜しくお願い致します。

過剰なスペックでインスタンスを作成してしまっていた、運用中にスペックが足らないことに気づいてしまった などの場合に カスタムイメージなどを駆使して建て替えない限り、変更できなかったインスタンス・シェイプですが
ついに、インスタンス詳細画面からたった4クリックで変更ができるようになりました!
今回は、インスタンス・シェイプの変更方法と注意点について紹介していきます。

docs.cloud.oracle.com

本記事の目次

変更時の注意点

  • 「VM.Standard.1」「VM.Standard.2」「VM.Standard.B1」のシリーズは、LinuxとWindowsでは変更できるシェイプサイズ数が異なります。
    ・Linuxの場合、他のVM.Standardシリーズの任意のシェイプサイズに変更することが可能です。
    ・ Windowsの場合、同じシリーズ内の任意のシェイプサイズに変更することが可能です。
  • 上記シリーズとは他に「VM.Standard.E2」「VM.GPU3」がありますが、これらはLinuxとWindows共に、同シリーズ内でシェイプサイズを変更することができます。

以下の表にまとめてみましたので、ご参照ください。

Windows

変更前シリーズ 変更可能シリーズ
VM.Standard.1 VM.Standard.1
VM.Standard.2 VM.Standard.2
VM.Standard.B1 VM.Standard.B1
VVM.Standard.E2 VM.Standard.E2
VM.GPU3 VM.GPU3

Linux

変更前シリーズ 変更可能シリーズ
VM.Standard.1 VM.Standard.1 VM.Standard.2 VM.Standard.B1
VM.Standard.2 VM.Standard.1 VM.Standard.2 VM.Standard.B1
VM.Standard.B1 VM.Standard.1 VM.Standard.2 VM.Standard.B1
VVM.Standard.E2 VM.Standard.E2
VM.GPU3 VM.GPU3

 

  • 「VM.Standard.E2.1.Micro」「VM.DenseIO1」「VM.DenseIO2」「VM.GPU2」「ベア・メタル・マシン」「専用仮想マシン・ホスト」で作成したインスタンスは、シェイプサイズの変更ができません。

  • 同じシリーズ内でシェイプサイズを変更すると、その時間で使用した大きいサイズに対して請求を受けます。

  • 別シリーズにシェイプサイズを変更すると、変更前のシリーズと変更後のシリーズ両方のシェイプサイズに対して、1時間当たりの請求を受けます。
    請求額に関しては、以下をご確認ください。
    www.oracle.com

変更手順

  • リソース画面から、[コンピュート]→[インスタンス]→[変更したいインスタンスの詳細画面]まで移動し、 [アクション]→[インスタンスサイズの変更]を選択します。
    f:id:k_otsuka_atom:20200115144711p:plain

  • 変更可能なシェイプサイズの一覧が表示されるので
    変更したいシェイプサイズを選択し、[インスタンスのサイズ変更]ボタンをクリックします。
    今回はシェイプサイズを「VM.StandardE2.2」から「VM.StandardE2.1」に変更をしました。

f:id:k_otsuka_atom:20200115142555p:plain

  • 大体10秒程度でシェイプサイズの変更が完了します。
    「シェイプ:」を確認すると、シェイプサイズが変更されていることが見て取れます。
     ※起動した状態で変更したら、サーバの再起動も同時に行われるので大体4~5分程度かかりました。

f:id:k_otsuka_atom:20200115144422p:plain

  • 念のため、OS内でも確認しました。
    シェイプ変更前とシェイプ変更後で、メモリサイズが変わっていることが確認できます。
    変更前
    f:id:k_otsuka_atom:20200115145243p:plain
    変更後
    f:id:k_otsuka_atom:20200115145333p:plain

終わりに

シェイプサイズを小さく見積もりすぎてアプリケーションが起動できず、泣く泣く再構築... なんてことはもうありません。 不要なくらいのシェイプサイズを選択しても、後から調整することができるので、構築する際に悩む心配もありません。
※もちろんシェイプが大きいければ請求額も大きくなるので、そこは悩みどころですが。
このアップデートをきっかけに、今までのインスタンス・シェイプを見直してみてはいかがでしょうか。

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