ですので学習する際には、自分自身の理解度と照らし合わせて進めていただけますと幸いです。

未経験者からOCI Foundationsの資格を取得するまでの学習方法を紹介した記事は下記にございます。

IT未経験からのOracle Cloud認定資格試験取得まで

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試験の概要

Oracle社が提供しているOracle Cloud Infrastructureの試験の構成図は以下の通りとなっております。

この中で今回紹介するOAAは実務経験が6ヶ月相当の方を対象とした試験となります。

OAAの試験概要は以下となっております。

試験名： Oracle Cloud Infrastructure 2021 Architect Associate
試験番号： 1Z0-1072-21-JPN
試験時間: 85分
受験料(税抜): ¥19,800
問題数: 60問(その内採点されるのは55問)
合格ライン: 65%

なお、2022年3月末まではこちらから無償で試験を受けることができます。
(※3月8日時点で予約数がわずかとなっておりますので、受験希望の方は早めに申し込むことをオススメします。)

学習方法

実用書でOCIの概要を理解する

未経験の方は、まずこちらの書籍で学習していくことをおすすめします。

Oracle Cloud Infrastructure徹底入門 Oracle Cloudの基本からインフラ設計・構築まで

この書籍はOCIの仕組みについて簡潔に述べられており、当時初心者であった私でも非常に理解がしやすい内容となっておりました。

ちなみにこの書籍は第1部(OCI概要・主要サービスの理解)・第2部(OCIを利用したシステム設計)の2部構成となっております。
また本書は400ページ超のボリュームで、全て読むのに相応の時間を要すると考えましたので、私は第1部だけを読み、主要サービスをある程度理解できたところで次の段階に移りました。

様々な資料を活用し、OCIへの理解度を更に上げる

OCIに関わる様々なコンポーネントについての理解度を上げるために、Oracle社が提供しているこちらのサイトのスライドを基に学習を進めました。

Oracle Cloud Infrastructure ソリューション・エンジニア 資料集①

Oracle Cloud Infrastructure ソリューション・エンジニア 資料集②

私は全部のスライドを学習せずに各種主要コンポーネントや、イベントサービス等のOCIのエッジ関連サービス(例:WAFやDNS)などの各概要や機能について学びました。
実際OAAの試験を受けて、FastConnectやIPSec等の外部接続が思ったよりも出題されましたので、そのあたりをもっと重点的に勉強すれば良かったなーと思います。

更に資料内で分からないことはOracle社が提供するWorkshopの動画学習で補完して学習することをおすすめします。

OCI 2021 Architect Associate Workshop(JP)

模擬試験や練習問題を行う

上記の学習法でOCIについて理解が深まりましたら、Oracleが提供している模擬試験や資格試験準備セミナーで自分の現在の理解度を測ってみましょう。

OCI 2021 Architect Associate 資格試験準備セミナー

OCI 2021 Architect Associate 練習問題

また私の場合、他の会社の先輩でOAAを受験する方が複数いらっしゃったので、その方達に問題の傾向や対策方法についても教えてもらえましたので、周りの方に頼って対策する事もオススメします！

本番

模擬試験等で自分の実力が合格圏に届くことがわかったところで早速本番に移りましょう！
OCIの試験はAWS等他のクラウドサービスと同様に、自宅で受験することが可能となっております。

（※2022年3月現在）

またOAAの試験の問題文は長文となっており、読むにはそれなりの労力を要しますが、しっかりと読んで理解できれば解答できる問題もございますので、諦めないで取り組みましょう！

再度申し上げますが、2022年3月までこちらから無償で試験を受けられますので、期限内に受けられる方は、なるべく間に合うように試験を受けてみましょう。

最後に

以上がOCIを学習してみようという方向けにお勧めの学習方法でした。
OAAの問題レベルは、実務で3〜6ヶ月程度の内容というものになっていますが、しっかりと学習を行ってOCIの各種コンポーネントを理解すれば1ヶ月程度で取得することが可能です。
　

最後まで読んで頂き、ありがとうございました！