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【合格体験記】OCI 2025 Architect Associateの学習方法

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2025.12.19
Oracle Cloud Infrastructure 2025 Certified Associate Architect の認定バッジ

初めまして!k.katoです。

私は2025年9月から入社したクラウドエンジニア1年目です。

2ヶ月間の新人研修と並行して学習を進め、無事に資格を取得することができました。

そこで今回は、タイトルにもありますがOCI Architect Associateの合格に向けた私の学習方法をお話ししていきます。

【前提知識】

  • ITパスポート取得済み
  • 基本情報を少し勉強した事がある

インフラやネットワークの実務経験ゼロ、基礎知識はこのレベルからのスタートでした。 これから受験される方の参考になれば幸いです。

 OCI  Architect Associateとは

Oracleの資格には、データベースやJavaなど非常に多くの種類があります。

その中でも、インフラエンジニアとしてクラウドを扱うなら、まずは以下のArchitect(アーキテクト)シリーズを目指すことになります。

レベルは大きく分けて「初級・中級・上級」の3段階です。

今回私が合格したのは、実務レベルのスタートラインとなるArchitect Associate(中級)です。 それぞれの違いや費用をまとめました。

資格レベル 試験名称 (2025版) 受験料 (税抜) 試験時間 問題数 合格ライン
初級 Oracle Cloud Infrastructure 2025 Foundations Associate 無料 60分 40問 65%
中級 Oracle Cloud Infrastructure 2025 Architect Associate 37,975円 90分 50問 68%
上級 Oracle Cloud Infrastructure 2025 Architect Professional 37,975円 90分 50問 68%

ちなみに、一つ下のレベルであるFoundationsは受験しませんでした。

Architect Associateから入っても大丈夫でしたので、迷っている方がいれば、Architect Associateから受験してしまってもOKです。

学習方法

メインの学習には、Oracle公式のe-learningコンテンツを利用しました。

Oracle MyLearn:Become an OCI Architect Associate (2025) 日本語

Udemy などのサードパーティーにあたらなくても、こちらで十分でしょう。

この教材は非常に充実していますが、最初から全てを理解しようとすると挫折します。 私が実践した「挫折しないための3つの工夫」を紹介します。

①「小テスト」から逆算してポイントを掴む

最初は動画を見ても、内容が全く頭に入ってきませんでした。

「流し見」をして、章ごとの確認テスト(スキルチェック)をやってみるのですが、たった5問しかないのにボロボロ...。

しかし、落ち込む必要はありません。 なぜなら、どんな問題が出るかわからないのに、何が重要かを見定めるのは不可能だからです。

そこでおすすめなのが、「まず小テストを見てみる」というアプローチです。

小テストは本番の試験の問われ方に非常に似ています。 「あ、こういう部分が聞かれるんだな」とわかってから動画を見ると、理解度が段違いです。

② 公式チェックリストを「ノートの目次」にする

勉強を始めたばかりの頃は、ノートの取り方にも悩みますよね。 

私は、試験の公式サイトにある「試験内容チェックリスト」をそのままノートの見出し(骨組み)として使っていました。

Oracle Cloud Infrastructure (OCI) 認定試験の「試験内容チェックリスト」画面。コンピューート、ネットワーク、ストレージ、IAMの出題割合テーブルと、各項目の詳細な出題範囲一覧。

例えば、この画像からは、ネットワークの分野では『パブリック・サブネットとプライベート・サブネットの説明』ができるかどうかが問われるという事がわかります。

そのため、その分野について説明ができるようになるために、MyLearnの動画を視聴することで、目的を持って勉強に取り組めますね!

■ 項目:パブリック・サブネットとプライベート・サブネットの説明
------------------------------------------------------------
【基本定義】
・パブリック・サブネット
  - インターネット・ゲートウェイ (IGW) へのルートを持つ。
  - Webサーバや踏み台サーバ(Bastion)を配置する場所。
  - インバウンド/アウトバウンドの両方でインターネットと通信可能。

・プライベート・サブネット
(省略)

こうすることで、「知識の引き出し」が最初から用意されている状態になります。 

「パブリックサブネットとプライベートサブネットの違いはここに入れよう」と整理しやすく、試験範囲の網羅漏れも防げるのでおすすめです!

③とにかく問題を完璧にする

教材に含まれている問題数は、合計でこれだけあります。

  • 章ごとのスキルチェック:85問(5問×17章)
  • 練習問題(Prep Exam):50問
  • 模擬試験(Practice Exam):85問

これらをただ解くだけではなく、「正解以外の選択肢が、なぜ間違いなのかを説明できるようにする」ところまでをゴールとし、何度も何度も解きましょう。

本番でも似たような問題が出るため、迷わず正解にたどり着けると思います。 これさえできれば、安心して合格間違いなしです!

    注意点 

練習問題には「間違えた問題を見直す履歴機能」がありません。 一度ウィンドウを閉じてしまうと、自分がどこを間違えたのか二度と確認できなくなります。

Oracle Cloud認定試験の不合格スコア画面(Score 40%、Passing Score 80%)。右下の「Exit results」ボタンには「ここを押すと、フィードバックの画面に戻れません」という赤い警告注釈がついている。

  • 解きながら、自信がない問題はスクショをとる
  • 間違えた問題の内容を必ずメモしておく

これを怠ると、復習ができなくなるので気をつけてください!

本番当日

教材のテストで9割以上取れるようなら、本番の試験を受けましょう。

試験は自宅にてオンラインで受験が可能です。(※2025/12現在)

監督官が監視する形式の試験ですが、英語でチャットをしたり会話をする必要は一切なく(こちらのカメラ映像だけが見えている状態)、試験開始30分前からチェックインが可能です。

スコアは試験終了後、即時でダッシュボードから確認できました。得点がすぐに出ますので、合格点に達していれば、基本的に合格確定だと思って大丈夫です。

オラクル認定試験の合格通知画面。ステータス合格、スコア、合格ライン、受験日などが表示されている

 
90%(5問ミス)でした!満点は逃しましたが、学習の成果が出せました。

終わりに

今回は、実務未経験からOCI Architect Associateに合格するまでの学習方法をまとめました。

最初は「Architect(設計者)」という名前にビビっていましたが、振り返ってみれば、公式の学習コンテンツをコツコツやれば、初心者でも十分に合格を狙える試験だと感じました。

特別な教材を買わなくても、無料の公式講座だけでここまで戦えるのは、Oracle Cloudの大きな魅力ですね。

これから受験される皆さんが、自信を持って本番に臨めることを応援しています!
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!


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