メリークリスマス♪ id:s-oomoriです。
今日はクリスマス!そして、 Oracle Cloud Advent Calendar 2024 の 最終日です!!(シリーズ2の25日目)
Cloudiiは2018年(初回)から参戦していて、ブログ投稿数も去年より多かった印象です。
今回は、Oracle Cloud Advent Calendar 2018に投稿した、「Oracle Cloudの今後のサービスについて」を基に「OCI進化」、「今年リリースされた嬉しいサービス&機能」、改めて「今後のサービスについての想い」をポエム寄りで投稿させていただきます。
OCIの進化
2018年の記事を読んでみたら東京リージョンさえもオープンしてませんでした!!(コンソールも日本語無し)
Oracle FunctionsやMonitoringより先に、OKE(K8s)とコンテナレジストリサービスはなんとリリースされている不思議な状況で検証してたようです。
そこから考えると、現在はWEB系サービスはまだ弱い印象(CDNが無かったり等)ですが、DBの種類も増え、様々なアーキテクチャーを検討できるため、しっかりと進化し続けてきました。
当時、欲しいと記載していたサービスが現在どう進化してるのかを記載してみます。
1.CDNサービス → 未リリース
昨年?LA(Limited Availability)まで実施していたのですが、急遽GA(General Availability)中止となり未だに実装されてません。現状は、サードパーティーCDNとの組み合わせか、マルチクラウド構成にして、他社クラウドとの組み合わせでの実装を検討する必要があります。
2.Cloud Searchサービス → リリース済み
現在はOpenSearchがリリースされてます。Cloudiiでは本番環境で実装した事はないですが、他社サービスから移行した文献も増えてきてます。
3.Edge Service機能追加 → ドメイン取得以外はリリース済み
Route53にあるHealth Check機能、ドメイン取得やWAFについて当時欲しい!!と記載してましたが、ドメイン取得機能以外は実装された認識です。
4.VPN機能追加 → リリース済み
構成設定も初期より細かくなり、何よりも他社クラウドと接続可能になりました。AWS-Azure-OCIを繋いで遊んだり(検証)してたので、自分的にはよほど嬉しかったんだと思います!また、AzureとGoogle Cloudとは専用線で接続可能(InterConnect)になり、マルチクラウド構成の敷居が下がって来てる認識です。
5.Computeインスタンスの種類追加 → リリース済み
インスタンスの種類を増やしつつ、スモールなインスタンス(=より安価なインスタンス)のリリースを望んでました。
結果、AMDもどのクラウドよりも最新CPUでのリリースをしたり、あまり採用してませんがIntel製も数種類、GPUもあり、なによりフレキシブル・シェイプのためOCPU数とメモリー容量を細かく設定できるようになったのは大きいです。
スモールインスタンスの代わりに、ArmベースのA1シェイプは4OCPU&24GBメモリが安価どころか無料で利用できるという嬉しいリリースがありました。
今年リリースされた嬉しいサービス&機能
個人的にも助かった嬉しいサービスや、使ってはいないけどリリースされることに意味があるのではないか!!なサービス等についていくつかピックアップします。
Oracle Database 23ai
BaseDBとExaDB系でのみ現在利用可能な最新のOracleDB!!AIのための機能や、OCIとしてはData Pumpを直接Object Storageにエクスポートできたりと強化されてます。ここ以外ではまだリリースされていないので、19cの延長サポート期限が延びまくってるのが気になります。
[Compute] 仮想マシン・インスタンスでのブート・ボリュームのリプレース
現時点ではLinux限定ですが、EC2のようにストレージ置き換えでリストア可能になりました。Windowsも早くリリースされてほしいです!!(リストアマニュアルが2種類になってしまってます)
Generative AI(生成AI)
他社クラウドでも多くのサービス?がリリースされてますが、OCIでもリリースしてくれました(リリースするのに意味がのほうです。)。現時点で利用するには正直微妙ですが、RAGエージェントもGAされて進化はしてきてるので、早くガッツリ日本語対応して日本リージョンでもリリースされることを期待してます。
HeatWaveのAlways Free DBシステム
HaetWave(MySQL)が無料枠で!!これは触ってみたいけど検証費用が心配だった方には嬉しいリリースです。Allways FreeではAutonomous Database(AutoDB)も無料枠で利用できますので太っ腹状態(もっとやれー!!)
[Object Storage] オブジェクト・ストレージのプライベートIPアドレス・サポート
拠点間接続している場合、トランジットルーティングを駆使して設定してましたが、S3のように仮想ネットワーク内にエンドポイントを作れるようになったので工数削減できました。
Zero Trust Packet Routing(ZPR)
新しいネットワークアーキテクチャーが出てきました!!(多分)どのクラウドよりも早くリリースされたと認識してます(間違ってたらごめんなさい)。ネットワークレベルでポリシーを適用して実装するので、集中して勉強&検証したいです。
2025年はこのサービスがパワーアップする?と予想してますので、キャッチアップしていきたいです!!
今後のサービスについての想い
最後に、現時点での特に欲しいサービスをピックアップします。
1.CDN
Redisも過去にリリース前にお流れとなったので、CDNもきっとそのうち?リリースしてくれると信じてます!!LAしているときにも行ってましたが、WAFとの組み合わせができるようにお願いします。
2.AWS Fargate
Fargateのようなノードを運用しなくてよいサービスもお願いします!!価格設定は怖いですが、OKEで導入はできるけど運用が・・・を多く見てるので。
3.DRG強化
機能強化を重ねてきたDRGですが、まだまだ強化してくると思ってます。例えば、ルート・ディストリビューションについては、Cloudiiブログでも設定方法について紹介してますが、UTMのポリシーのように「ソース」と「ディスティネーション」を指定してより敷居を下げた設定ができるようになると嬉しいです。
私が好きなサービスの一つですので、強化を楽しみにしてます!!
まとめ
皆さんが欲するサービスや機能はどんなものでしょうか。
今年のハイライトの一つに、OCW2024のラリー氏のセッションでAWS CEOのマット氏との握手を生で見れた事でしょうか。昔はあんなに○×△☆♭○♯△☆※だったのに!!
OCIサービスを触ってみた感想や情報等は、当ブログ、「X」、OCIjp"等で引き続きアウトプットしていきます。それでは、良いお年を〜♪