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Oracle Cloud Infrastructureのリソースをコンパートメント移動してみた

Oracle Cloud
2019.08.21

皆さんこんにちは。クーラーの利きすぎで社内で凍えそうなid:k-furusawa--gです。

今回は2019/7/19にリリースされたリソースのコンパートメント移動をやってみようと思います。

ドキュメントは以下です。

docs.cloud.oracle.com

本記事の目次

インスタンスの移動

では早速インスタンスを移動させてみましょう。

弊社の新入社員が学習で利用したインスタンスがせっかくあるので、これを使います。インスタンス詳細画面の上部に Move Resource ボタンが増えているのでこれを押します。

f:id:k-furusawa--g:20190820181542j:plain
移動前インスタンス

押すとコンパートメント選択のダイアログが表示されます。

f:id:k-furusawa--g:20190820181825j:plain
移動先ダイアログ

移動先を選択します。個人用コンパートメントを選び、Move Rsource を押します。

押した直後から移動が始まり、ワークリクエストに登録されるので完了を待ちます。

f:id:k-furusawa--g:20190820182004j:plain
ワークリクエスト

完了したので確認してみましょう。

もともとルートのコンパートメントに置かれていたインスタンスが無くなっています。

f:id:k-furusawa--g:20190820182119j:plain
移動前コンパートメント

移動後のコンパートメントを見てみましょう。

f:id:k-furusawa--g:20190820182222j:plain
移動後のコンパートメント

ありますね! 成功です。

BootVolumeなどは置いて行かれる

ここでふと思って、BootVolumeを確認してみます。

f:id:k-furusawa--g:20190820182331j:plain
BootVolumeはどこへ?

ありませんね。移動前のコンパートメントへ移動してみます。

f:id:k-furusawa--g:20190820182419j:plain
BootVolumeは一緒に動かない

ありました。どうやらインスタンスを移動させてもBootVolumeやVCNは一緒に移動したりはしないようです。このあたりは管理上そのほうが都合がいい場合もあるのでしょうが、一緒に移動するか選択できるようにしてあるとよかったですね。

VCNはサブネット毎に移動可能

続いてVCNの移動を見てみましょう。個人的にVCNのコンパートメント移動が面白く感じました。

まず移動前です。

f:id:k-furusawa--g:20190820182835j:plain
移動前VCN

この状態で動かせばインスタンスと同じように移動しますが、VCNはサブネットがありサブネットも個別で移動が可能です。

f:id:k-furusawa--g:20190820182929j:plain
サブネット

サブネットを移動させてみましょう。

f:id:k-furusawa--g:20190820182958j:plain
サブネット移動

サブネットは速攻で終わります。VCN画面に戻ってみましょう。

f:id:k-furusawa--g:20190820183038j:plain
移動後サブネットが無くなる

VCNの画面からサブネットが消えました。サブネットは個別の画面がないのでこれでは行方不明では? と思ったのですが、コンパートメントを移動しただけなのでまだVCNに接続されたままです。なのでコンパートメントを移動後に切り替えると……。

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移動後サブネット

サブネットが表示されました。サブネットだけ別のコンパートメントに置きたいというケースがあるのかどうかはさておいて、こういう器用なこともできるようです。

おしまいに

いかがだったでしょうか。コンパートメントはOCIの売りの一つなので、こうした機能が増えてくれるのはいいことですね。

今まではコンパートメントを間違えたらリソースを作り直すしかなかったり、コンパートメントの構成を見直す際にインスタンスが邪魔になって整理ができなかったりで、微妙な扱いにくさを発揮しておりました。

今回の更新によりコンパートメントがより使いやすくなったと思います。

APIもしっかりありますのでそちらもご利用ください。

次回もOCIの更新機能をご紹介できたらと思います。


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