皆さんこんにちは。最近立ち眩みのひどいid:k-furusawa--gです。
今回は2019/5/29にリリースされたばかりの Work requests for the Compute service(以下、作業リクエスト) を使ってみようと思います。
作業リクエストは長時間かかる処理の進捗状況を追跡できる機能です。今回のリリースでComputeサービスで新たに利用可能になったようです。追跡できるリクエストは主に以下のようなもののようです。
- インスタンス作成
- カスタムイメージ作成
- イメージのインポートまたはエクスポート
- インスタンスプール作成
- インスタンスプール削除
ドキュメントは以下です。
今回の記事の目次
ポリシー設定
まずポリシー設定をしましょう。基本的にドキュメント通りに行えば問題ありません。
ポリシーを作成し、以下の文を追加します。
Allow group SupportTeam to inspect work-requests in tenancy
SupportTeam
の中を任意のグループ名にしてください。コンパートメントで制限したい場合はin tenancy
の部分を変更してください。
ポリシーの書き方はドキュメントが詳しいです。
インスタンス詳細で確認する
ポリシーを設定し終えたらインスタンス詳細画面で確認してみましょう。
リソース項目の一番下に作業リクエスト
が追加されていますね。項目自体はポリシー設定あるなしに関係なく表示されているようです。
こちらを選択してみるとリクエストの一覧が表示されます。まだ何もありませんね。
インスタンスでイメージを作成してみる
では使ってみましょう。
ドキュメント曰くイメージ作成のような長時間かかる作業を行うと登録されるようです。
カスタムイメージを作成してみます。
作業リクエスト
にイメージ作成
の項目が追加されました。これを選択してみます。
実行中のリクエストの進捗情報が表示されます。この画面で作業内容も見ることができるようです。
この画面はまだ日本語翻訳がないようです。
完了したようなのでカスタムイメージを確認してみましょう。
ちゃんとありますね! ではインスタンス詳細画面も確認してみましょう。
ステータスが完了となっています。作業した時刻も記録してくれるので後から確認も可能です。
おしまいに
いままでは時間かかる作業を行うといつ終わるのか若干不安感を覚えていたのですが、少し緩和されそうですね。失敗時はエラーの記録も出るようです。
画面上ではインスタンスにしかないようですが、APIはコアサービスのリソース全般に対してサポートしているようです。
大きな手順もなく手軽に追加できる機能なのでぜひご活用ください。