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ボリュームのサイズアップをWindows Serverのインスタンスでやってみた

Oracle Cloud
2020.06.05

みなさん、お元気にお過ごしでしょうか。t-tasakaです。

最近カラスの巣立ちの時期らしく、大きくなった若鳥をよく見かけます。成鳥との違いはクチバシの色です。赤い方が若鳥です。 またオナガやホオジロも見かけます。

さて今回は、6/1にリリースされたボリュームのオンラインでのサイズアップについてです。

blogs.oracle.com

今までのやり方でボリュームのサイズアップを行うには、Oracle Cloud Infrstructureドキュメントによると、

  • 既存のボリュームをオフライン・サイズ変更で拡大する

  • ボリューム・バックアップから、より大きなボリュームにリストアする

  • 既存のボリュームを、より大きな新しいボリュームにクローニングする

と言う三つの手段があるようです。

これら全てオフラインでの作業ですので、インスタンスを停止する必要がありますが、オンラインのままでダウンタイムなしにブート・ボリュームやブロック・ボリュームのサイズアップができるようになったみたいです。

ドキュメントはこちら

docs.cloud.oracle.com

早速、試してみたいと思います!

今回やること、事前準備

今回はWindows Server2019インスタンスを用意して、ブート・ボリュームとインスタンスにアタッチしたブロック・ボリュームを起動したままの状態で、どちらもサイズアップしてみます。

テストの環境を用意しました。VCN、サブネットなどは用意してあり、Windows Serverインスタンスにリモートデスクトップで接続できるようネットワーク設定をしておきます。

size up
今回やること

作業の流れですが、

  1. 管理コンソールでボリュームのサイズ変更をし

  2. Windows Serverにてディスク管理画面から未割り当ての領域を割り当てる

と言う2ステップで済むようです。

インスタンスの準備

まずはインスタンスを設定します。 今回は最低限の構成でWindows Server 2019のインスタンスを作成しました。

Windowsインスタンス

ブート・ボリュームはデフォルトの256GBです。 また、50GBのブロック・ボリュームをアタッチしています。 ディスクの管理画面からみるとそれぞれ確認できます。

disk
ディスクの管理

ブート・ボリューム

ボリュームのサイズ変更

管理コンソールから任意のインスタンスのブート・ボリュームの詳細画面を開き「Edit Size or Performance」をクリックします。

Edit Size or Performance

任意の整数を入力し変更するボリュームのサイズを指定します。300GBにしてみました。

サイズを選択

ブート・ボリュームがプロビジョニング中となり、アラートが出てきます。

アラートが出ます

拡張した領域の割り当て

今度はWindows Server側で、再度ディスクの管理を開きます。先ほど増やした分の44GBが未割り当てとして見えます!

再度ディスクの管理を開く

Cドライブを右クリックして、「ボリュームの拡張」をクリックします。

ボリュームの拡張

ボリュームの拡張ウィザードが開きます。空き領域が選択されていることを確認して先へ進めます。

ボリュームの拡張ウィザード

Cドライブが大きくなりました!

ボリュームを拡張できました

ブロック・ボリューム

ボリュームのサイズ変更

続いてブロック・ボリュームもサイズ変更したいと思います。 ブロック・ボリュームも同様に、ブロック・ボリュームの詳細画面から「Edit Size or Performance」をクリックします。

ブロック・ボリュームの詳細画面

60GBにしてみます。

60GBに変更します

拡張した領域の割り当て

プロビジョニングが終わったら、再度Windows Serverの画面に戻りディスクの管理を開きます。

未割り当て領域が表示されます。

ボリュームの拡張をします。(以後の手順は先ほどと全く同じです)

こちらもボリュームの拡張

無事拡張されました。

無事拡張されました

まとめ

Linuxの場合、ボリュームの再スキャンが必要なようですが、Windows Serverですと勝手に認識してくれるので、拡張した分を割り当てれば良いので簡単に終わりました。便利ですね。

ではまたお会いしましょう!


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